#026 僕とミナミヌマエビの1ヶ月半
8月9日 木曜日
noon水槽立ち上げオープニングメンバーとして
最初に迎え入れた生体は、ミナミヌマエビでした。
水草水槽でコケ掃除といえば、ヤマトヌマエビかミナミヌマエビと教えてもらい、
ヤマトのでかさが受け入れられない僕は小さなミナミを5匹購入しました。
糸みたいな細い手足で苔をつまんでいる姿が可愛らしく、
こりゃ毎日見てても飽きん、ミナミにして良かった、ミナミ最高!
迎え入れた日は1日中水槽にかじりついて観察しました。
幸運なことに、5匹中2匹は抱卵個体でした。
お店のPOPに書かれていた説明を思い出し、僕の期待は膨らみました。
ちなみに、ひごペット名物の混入によって
同じ水槽にいた稚エビ数匹も一緒に飼育をスタートしましたが、
吸い込まれてしまったのか、翌日にはほとんどいませんでした。
抱卵個体の卵が消え、水槽内にポツポツと稚エビの姿が
見られるようになったのが立ち上げ2~3週間後。
水草も徐々に茂り隠れる場所が多かったのか、
失踪することなく稚エビは順調に育っていきました。
1ヶ月を過ぎた頃には、稚エビも大きくなりギリギリ吸い込まれない大きさに。
そして初めてのフィルター掃除。
なんと、これまでに吸い込まれていた大量の稚エビが、
フィルター内から奇跡の生還。それも若干成長して。
一体何を食べてたんだと驚きましたが、
ひと回り大きくなって帰って来た子供たちで
水槽内は一層にぎやかになりました。
あれからさらに2週間が経過。
今、noon水槽のエビたちはどうなっているかというと…
こんな感じです。完全に50匹以上いる。
レンズで写せないようなやつがグロッソの中でひしめき合い、
青年になった稚エビ達は短い青春を謳歌するかのように
連日水槽内で激しい暴走行為を繰り返します。
まじめに苔なんか食ってられるかと、メディフィッシュばかり食べています。
毎朝いたるところに抜け殻が散乱し、それに群がる新世代の子供エビ。
この水槽はもはやエビスラムと化してしまいました。
ひとつも可愛くない。こんなに増えるなんて聞いてない。
そして産むだけ産んで教育を一切放棄している母エビはというと、
2回目の抱卵に入っている始末。(しかも2匹とも)
このままどこまでもエビは増え続けるのでしょうか。
僕はエビの養殖をしたかったんじゃありません。
そのうち水草を食べだす心配はないのでしょうか。
大量の排出物による水質悪化は大丈夫でしょうか。
この問題とどう向き合っているのでしょうか。